タンク清掃の必要性
地下タンク貯蔵所を長年使用していると、錆や水、スラッジ(油に含まれる蝋分と汚れの混合物)がタンク内部の底に溜まります。
この不純物等を放置しておくと、ポンプの故障、ボイラーの不着火や故障の原因になります。
油種による清掃方法と時期
正常なボイラー運転とタンク内の油の状態維持の為にも検査と一緒に定期的なタンク清掃をお勧めします。
油 種 | 清 掃 方 法 | 清 掃 時 期 | 備 考 |
重 油 | 内部侵入清掃 | 3年に1回程度 | 他の油種と違い スラッジが溜まる |
灯 油 | 循環清掃 内部侵入清掃 | 5年に1回程度 | |
上記以外の油種 | 内部侵入清掃 | 3〜5年に1回程度 |
清掃手順
?タンク上部を開放し油を抜き取ります。抜き取った油はタンクローリーで一時的に保管します。
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?防爆用のスコップを使用し、タンク内部の不純物(スラッジ等)を除去します。
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?油中和剤アースクリーンを使用し清掃します。
アースクリーン使用中
内部を清掃します
最後に拭き取り清掃終了です。